「みちとせの茶会」様子

「みちとせ」とは三千年とか三千歳と書きます。中国の故事で仙女西王母が3千年に一度花を咲かせ実をつける桃を、漢の武帝に長寿を願い差し上げたとの伝説から、大変珍しいものの例えとして使われます。よく初物や珍しいものを食べると何年長生きするとか言いますよね。

そんなことで長寿を願っての道具組でした。

待合では時節柄雛壇(京手ぬぐいをお軸代わりに)貝合わせの貝など置いてあり女性ばかりの席主で楽しそうでした。

本席の軸は「心静かなれば長年の楽あり」で、棗は鶴、香合は亀で鶴は千年亀は万年、長寿の代表です。

お菓子は西王母がくれた桃の実を想像して、棚は旅箪笥、釜は釣り釜と春を感じるしつらいでした。お茶碗は前半が桃にちなんだもの、後半は桜にちなんだもの。玄関に生けた梅の花とで季節の移り変わりを表現してありました。